妙高の自然と歴史〈9〉カノープスが見たいのなら
自然・災害
特集・連載
2022.11.19
赤い目をした龍が湖上を渡る。晩秋から真冬のよく晴れた夜、決まって東側から現れ西側に去る。
長野県木崎湖畔に伝わる龍燈だ。古来より、龍神のすみかとされる海や湖には、不可思議な怪火が現れた。北側に海口庵という寺があった。住職は20年以上もこの怪火を観察し続ける。