波動1/26
ひと・コラム
2021.01.26
きっぱりと冬が来た/八つ手の白い花も消え/公孫樹の木も箒(ほうき)になった/きりきりともみ込むような冬が来た/人にいやがられる冬/草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た(高村光太郎「冬が来た」)▼冬になるとこの詩を思い出す。