先進医療・標準治療の奔流~ヒスイの街からの報告~糸魚川総合病院 〈7〉鼠径ヘルニア(脱腸)は腹腔鏡手術で治そう 糸魚川総合病院外科部長・日本内視鏡外科学会技術認定医(ヘルニア領域) 田澤賢一
医療・健康
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2020.12.26
〝脱腸〟という言葉、ご存じですか? 別名、鼠径(そけい)ヘルニアといい、おなかの壁、主に足の付け根に穴が開く病気です。その穴に臓器(主に小腸)がはまり込み、腐ったり、破れたりします。この病気は自然治癒せず薬は無効で、手術が唯一の治療法です。日本では年間14万人が手術を受けています。