紙芝居になった糸魚川の民話〈16〉大和川いなり 中村栄美子
文化・歴史
特集・連載
2020.12.12
む~かし、むかし、
大和川村山崎に〝原〟といわれている広い土地があった。この原の土地を開墾して畑にしようとした時、長者と村の衆との間に争いが起こったとさ。
村の衆は「原の土地はみんなのものだ」といい、長者は「わしの土地だそい、絶対に入ちゃならん」と大きな声でわなった。